作品

概要

作者おぐちゃん
作品名県立北幼稚園 第三話 『江美里ちゃんの場合』
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-19 (土) 14:43:28

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

「……よんで」
 今日も有希ちゃんが本を差し出してくる。
 だが、先生も有希ちゃんとばかり遊んでるわけにはいかないんだよ。他の子の面倒も見てやんないと。
「ごめんね有希ちゃん。あした、必ず読んであげるから」
「…………」
「ほら、指切りしよう」
 ゆびきりげんまん、うそついたら針千本のーます。

 

 

「ゆびきりのいみ、しってる?」
 せんせいとゆびきりしたら、えみりちゃんがそういった。
「はりせんぼんのます、っていうでしょ。
 うそついたひとは、ほんとにはりをせんぼんのまなきゃいけないのよ」
 ……それは、いたそう。
「うん。ごひゃっぽんのむまえに、ほとんどしにます」
 えみりちゃんはわらいながらいった。
 たいへんだ。あしたはぜったい、このほんをよんでもらわないと。
 そうしないと、せんせいがしんじゃう。

 

 

 翌日。
 朝礼が終わるやいなや、有希ちゃんが本を抱えて突進してきた。
「よんで。いますぐ。はやく」
 有希ちゃんはちょっと涙目になりながら言った。
 ふと後ろを見ると、江美里ちゃんがくすくす笑っている。
 ……また他の子に嘘教えたな。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:07 (3093d)