作品

概要

作者ムック
作品名情報統合思念体の懊悩(消失の巻・中編)
カテゴリーその他
保管日2006-08-16 (水) 09:51:28

登場キャラ

キョン不登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里登場
周防九曜不登場
思念体登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

とある百貨店の装身具売り場、サラリーマン風の中年3人が途方に暮れている。
これほど場違いな光景も滅多に見えないが、三人揃って宇宙人ってわけでは無さそうだ。

 有希パパ(小声)「喜緑、おまえよく娘と買い物するんだろ
      どこへ行ったらいいか案内しろよ」
江美里パパ(小声)「江美里はこういう女物売り場を一緒に歩くことを拒否するんだ。
      自慢じゃないが、どうしたものか皆目見当もつかないね」
 涼子パパ(小声)「こんなことだったら有希ちゃんへのクリスマスプレゼントは
      うちの涼子に任せてしまえばよかったのに、強情なやつだ」
 有希パパ(小声)「でもこういうものは自分で選びたいじゃないか」

そこにこの長門の姿を目ざとく見つけた百貨店外商部の部長が小走りに駆け寄ってきた。
外商部部長「これは神○製鋼の長門様、それに物産の朝倉様にトEタの喜緑様まで、
      いつもお世話になっております。さてはお嬢様への贈り物選びでしょうか。
      お部屋をご用意いたしておりますので、どうぞこちらにおいでください。
      商品はどれでもお部屋の方へお運びいたしますので、ささこちらへ」
 有希パパ「あ、む、うむ」

バッタのように集まってきた店員に中年トリオがどこかの得意客用応接室に拉致された後、
丁度同じその場所に私服姿の朝倉涼子と喜緑江美里があられた。
   涼子「ねえねえ、これかわいい」
  江美里「涼子ちゃんほんとにわたしの話聞いてる?132769回リピートしてきた
      3日間も明日で終わりになるの、あなたは2458回目から前の内容を忘れ
      勝手にこの世界を楽しんでるようだけど、それもおしまいなのよ」
   涼子「分りました、十分理解しました。
      時間軸から切り離されたこの泡沫断片世界を維持するエネルギーはもうない。
      エネルギーのもとは長門時間復旧マシーンの残り、中途半端な量だけ、
      だから繰り返しの3日間はもう打ち止め、みなさんさよならごきげんよう。
      じゃあ、どうすればいいのよ、ラスボスがいるなら教えて、わたしが戦うわ」
  江美里「この世界にはラスボスどころか
      SOS団も涼宮ハルヒもキョン君もいないわ。
      …………
      そうね、こういうのはどうかしら、あしたみんなでピクニックに行くの、
      みんなそろってその時を迎えるの…
      涼子ちゃん…いや?」
   涼子「それいただきっ、江美里ちゃんだいすきよ!」

そこに朝倉涼子のケータイが鳴った。涼子パパからだった。
   涼子(デンワ)「パパ?どこにいるの探したんだから」
 涼子パパ(デンワ)「あー涼子、パパはいま他の2人と一緒に百貨店の応接室にいる。
      百貨店の外商部の人につかまっちゃったんだ。
      ところで涼子、いま困っているんだこっちに来てくれないか?」
   涼子(デンワ)「わたしそういうところいやだわ、
      わたしは江美里ちゃんと外で待っているから…」
 涼子パパ(デンワ)「実は長門のやつが有希ちゃんにへんなものを買うといって
      困っているんだ。涼子からはっきり言ってやってほしいんだよ」
   涼子(デンワ)「長門のおじさまが買いたいというのなら
      好きなものを買わせてあげればいいでしょ?」
 涼子パパ(デンワ)「それがね…結婚指輪なんだ」
  江美里「だめだこりゃ」

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:05 (2704d)