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作者 | nanashi |
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作品名 | 単発:情報操作 34-730 |
カテゴリー | 長門SS(一般) |
保管日 | 2006-08-14 (月) 03:16:14 |
キョン | 登場 |
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キョンの妹 | 不登場 |
ハルヒ | 不登場 |
みくる | 不登場 |
古泉一樹 | 不登場 |
鶴屋さん | 不登場 |
朝倉涼子 | 不登場 |
喜緑江美里 | 不登場 |
周防九曜 | 不登場 |
思念体 | 不登場 |
天蓋領域 | 不登場 |
阪中 | 不登場 |
谷口 | 登場 |
ミヨキチ | 不登場 |
佐々木 | 不登場 |
橘京子 | 不登場 |
「WAWAWA忘れ物〜……ぬおわっ!?
スマン、ごゆっくり〜〜〜〜〜〜!!」
「どうすっかな……」
「まかせて。情報操作は得意」
なんてことがあった次の日。風邪でもないのに頭の頭痛の痛ましさに頭を抱えながら、学校への坂道を登っていたそのときのことだ。
「キョン〜」
一般人その1であるところの――ああ、今の俺にとっては何と羨ましい言葉か――国木田が後ろから声をかけてきた。
「おめでとうっ!」
「は!?」
おめでとう、だと?
ご苦労様とか、お疲れ様とか、ご愁傷様とか……いや、最後のは正直もてあますが、そうではなくて?
「だって、長門さん……あっ、もうすぐ長門じゃなくなるんだっけ? 有希さんと結婚するんでしょ?」
『号外!! キョン(はぁと)長門有希 電撃結婚!!
プロポーズの言葉は「(眼鏡を)してないほうが可愛いと思うぞ」!!』
……それを見つけたときの俺は、一体どんな顔をしていたのだろう。いや、鏡を持ってこなくてもいいぞ。見たくも無いからな。
「長門っ!!」
大量の黄色い歓声とそれに倍する殺意の視線を一身に受けながら、長門の教室に乗り込んでいく。
「……これはどういうことだ?」
「あなたは誤解されることを恐れていた。
なら、それが誤解でなくなれば、その懸念は無くなる」
……長門。わかっててやったのか? それともこれはお前の願望か?
「…………」
しばらく黙っていた長門は、後にこう呟いて、俺を悶絶させた。
「子供は3人がいい……あなた」