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作者 | De lorean |
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作品名 | 思念体家族 ―教育ナガト― |
カテゴリー | その他 |
保管日 | 2006-08-10 (木) 20:41:29 |
キョン | 不登場 |
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キョンの妹 | 不登場 |
ハルヒ | 不登場 |
みくる | 不登場 |
古泉一樹 | 不登場 |
鶴屋さん | 不登場 |
朝倉涼子 | 不登場 |
喜緑江美里 | 不登場 |
周防九曜 | 不登場 |
思念体 | 登場 |
天蓋領域 | 不登場 |
阪中 | 不登場 |
谷口 | 不登場 |
ミヨキチ | 不登場 |
佐々木 | 不登場 |
橘京子 | 不登場 |
歳の割にはとても大人びている、無口でかわゆい娘・長門有希。
歳の割にはとても子供っぽい、饒舌でダメダメな親父・長門軍司。
これは、そんな二人が繰り広げる、どたばたでほんわかな家族の物語である。
・・・・・・・・・・・・・・・
―はみがき編―
は・み・が・き・じょうずかな?
「・・・長門有希、3歳」
くちゅくちゅ。
「ぱぁ。」
しゅわしゅわ。
「ぷわぁ。」
ハミガキ♪ハミガキ♪
くちゅくちゅくちゅくちゅしゅわしゅわ♪
「わぁ。」
しゅわしゅわくちゅくちゅしゅわしゅわ。
「くちゅ?」
仕上げはおかあさーん。
「お母さんは留守だからお父さんがやっちゃうよー!」
「・・・・・!」
「はい! 上の歯〜♪」
「・・・・・!?」
「下の歯〜♪」
「・・・!! ・・・!!」
「前歯〜♪」
「・・・・・!!!」
「奥歯〜♪」
「・・・・・・・・・・」
「ふーぃ、どうだい有希。 たまにはパパの力強い手で歯磨きってのもいいだろ。」
「・・・・・チカラカゲン ヲ カンガエル ベキ・・・」
「どう? 惚れ直した? ねぇねぇ。」
「・・・攻性情報用意。パーソナルネーム・長門軍司を・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・
―だんご編―
くしにささってだんご♪
「だんご。」
みっつならんでだんご♪
「だんご。」
しょうゆぬられてだんご♪
「だんご。」
「だんごさんきょうだいっ。」
「おーい、有希ー。ちょっと来てごらーん。」
「・・・今行く。」
「・・・!!!!!」
「なんだ? 怖がることないじゃないか。 ただのダンゴムシだぞ?」
「・・・それで?」
「いいか、見てろよ?
これを、この爪楊枝を軸にして、くるりと丸まらせる。
一匹・・・二匹・・・三匹。よっしゃあ、これで(サラサラサラ
「・・・ごめんね。すぐに森へと返す。」
・・・・・・・・・・・・・・・
―パジャマ編―
パジャマでお・じゃ・ま♪
「・・・長門有希、3歳。」
パ パ パ パ パ パ
「ジャマ、ジャマ。」
パ パ パ パ パ パ
「ジャマ、ジャマ。」
パ パ パ パ ・・・・・
「呼んだー?」
「(カバッ!)・・・およびでない。」
「くぅーん・・・」
パ パ パ パ パ
パジャマ ジャマ ジャマ
まだまだ まだまだ まだまだ・・・・・
まだ幼さを残したその身体からは、しかし確かに、女性(オンナ)の香りが漂っていた。
そこには、山百合のような凛々しさもなければ、牡丹のようなふくよかさもなかった。
しかし、開ききっていない花弁がもらす、初々しくも妖しい吐息
眩暈。脳と頭蓋骨との間に、氷でも詰め込まれたかのような感覚。
グンジの理性のタガは、もう、すでにその役目を(サラサラサラ
「・・・・・サイアク。」
できたらはいポーズ♪
「・・・・・(ピースサイン)」
「ぱ、ジャマだね♪」
「・・・・・コノオヤジハ・・・・・」
「って、おい、有希んこ。」
「・・・・・ジロリ」
「ボ・タ・ン、掛け違えてるぞ。」
「・・・・・あ。」
「ぱ、じゃまたね♪♪♪」
「・・・うかつ・・・」