作品

概要

作者十六夜
作品名あかずきん長門
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2006-08-08 (火) 23:35:04

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

#1
むかしむかし、ある森に、無口ですがそれはそれは可愛らしい女の子がいました。
名前を 長門 ゆき といいます。
好きな食べ物はカレーです、つけあわせはキャベツの千切り以外許しません。

 

ある朝、お母さんが言いました。ちなみにお母さんの名前は朝倉 涼子。
少し眉毛が濃いのが特徴です。苗字が違うのは設定上仕方の無いことです。
「おばあちゃんが病気なの。ワインとパンをお見舞いに持っていってね(ハート)。きっと喜んでくれるわ」
「・・・(こくっ)」
ゆきは良い子なので、素直にうなずきました。
それもそのはず、お母さんは怒るとナイフでグリグリするからです。
お母さんは娘のゆきに、赤いずきんをかぶせて、パンとワインが入ったカゴを手渡しました。
「いってらっしゃい、ゆき(ハート)」
「・・・いってきます」
ゆきは一人で森の中へと足を進めました。お母さんの出番はこれで終わりです。

 

#2
ゆきがトコトコ歩いていると、一人の少女に会いました。
名前は朝比奈 みくる。ゆきの家の近所に住む女の子です。
ゆきと一つしか年が違わないのに、アチコチ成長しています。
ゆきはうらやましいのか、いつも無言のプレッシャーを与えます。
みくるは、そんなゆきが、とても苦手でした。
「あっ、長門さん・・・、こ、こんにちは」
「・・・(こくっ)」
「カゴを持って、どこか行くんですかぁ?」
「・・・あばあちゃんの所」
「そうですかぁ、頑張ってくださいね。
 あっ、そういえば最近、オオカミがでるってウワサを聞いたので気をつけてくださいね」
「わかった」
一見、ゆきを気遣って言ったかもしれませんが、わざと不安がらせたのかもしれません。
親切で言ったのか、腹黒いのかは、みくる本人しかわかりません。
ゆきは、一応そのことを頭に入れ、おばあちゃんの家に向かってトコトコ歩き始めました。

 

#3
ゆきがトコトコ歩いていると、二人の少年が話しをしていました。
二人の名前は確か国木・・なんとかと、谷・・なんとかだったとゆきの記憶にあります。
どうやら、谷・・なんとかのほうが、ゆきのお母さんのことを話しているようです。
「この近所でイチオシははあいつだな、朝倉涼子。
 俺の見立てでは近所の女の中でもベスト3は確実に入るね。AAランクプラスだな」
ゆきには、あの眉毛の濃いお母さんのドコが良いかわかりません。
ゆきは、谷なんとかの考えに、
「おもしろい人」
とつぶやき、これ以上この場にいても意味が無いので先へ進むことにしました。

 

#4
森の中を歩いていると、オオカミが現れました。名前はキョンです。
みくるが言っていたコトは本当だったようです。
ですが、ゆきに不安はありませんでした。
なぜなら、このオオカミ(キョン)には三年前の七夕にあったことがあるからです。
「よぉ、長門。ひさしぶりだな、ドコに行くんだ?」
「おばあちゃんのところへお見舞い・・・」
ゆきはこのオオカミ(キョン)に優しくしてもらったコトがあり、嫌いでもなかったので、正直に答えました。
「そのおばあちゃんの家はドコにあるんだ?」
「このさき」
それを聞くとオオカミ(キョン)はニヤリと笑いました。
実はこのオオカミ(キョン)は悪いやつでした。ゆきに優しくしたのは将来の保険だったのです。

 

#5
「それなら、長門。ココにきれいなお花畑があるからつんで行ったらどうだ?」
「了解した」
ゆきは、夢中で花をつみ始めました。
この間に、オオカミ(キョン)はいそいでおばあさんの家へ行きました。
「おばあちゃん、ゆきよ。お見舞いに来たの」
オオカミ(キョン)はゆきのマネをして家に入りました。
どうやらおばあさんを食べてしまおうと考えているようです。
おばあさんはまだ、寝てるらしくベッドでフトンをかぶっています。
オオカミ(キョン)はしめしめとベッドへ忍び寄りました。
おばあさん、絶体絶命です。

 

*ここから二択です。[A][B]好きなほうを読んで下さい。

 

#6A
ちなみにおばあさんの名前は古泉 一樹といいます。
男性が女性役をやるなんて、劇ではよくある話です。
このおばあさん(古泉)は、ある一部で男好きというウワサがあります。
オオカミ(キョン)はそんなコト知りません。
そして、オオカミ(キョン)がフトンをめくると、おばあさん(古泉)が半裸で待ち構えていました。
オオカミ(キョン)は目の前の光景に、頭が混乱しています。
そのスキにおばあさん(古泉)は、
「待っていましたよ」
とオオカミ(キョン)に抱きついてきました。
オオカミ(キョン)はココで自分は食べる立場ではなく、食べられる立場ということに気がつきました。
オオカミ(キョン)はまとわりついてくるおばあさん(古泉)を、どうにか振りほどき悲鳴をあげ逃げていきました。
おばあさん(古泉)は、
「ふぅ、もう少しでしたのに」
とか言っています。

 

#7A
そこに、何も知らないゆきが、花をたくさんかかえてやってきました。
「・・・元気?」
「やぁ、これは長門さん。大丈夫ですよ、元気です」
「・・・安心した」
ゆきは、ワインとパンが入ったカゴを渡して、しばらくお話をした後に帰りました。
その後、おばあさん(古泉)の家に一人の狩人が扉を勢いよく開け、入ってきました。名前はハルヒといいます。
「オオカミを捕まえに来たんだけど、知らないー?」
いきなり用件をいう失礼な狩人(ハルヒ)です。
あばあさん(古泉)が答えます。
「あぁ、それでしたら先ほど、あちらへ逃げていきましたよ」
「なるほど、それじゃあ失礼したわね!」
狩人(ハルヒ)は扉を閉めずにどこかへ行きました。本当に失礼な狩人(ハルヒ)です。

 

そして、ゆきが帰る途中、オオカミ(キョン)が狩人(ハルヒ)に追いかけられているのを見たのは、また別のお話・・・。

 

めでたしめでたし

 
 

#6B
ちなみにおばあさんの名前は古泉 一樹といいます。
男性が女性役をやるなんて、劇ではよくある話です。
このおばあさん(古泉)は、ある一部で男好きというウワサがあります。
オオカミ(キョン)はそんなコト知りません。
そして、オオカミ(キョン)がフトンをめくろうとした時、ゆきがやってきました。
「・・・何してるの?」
ゆきが尋ねました。
「あー。ええとだな・・・、俺も見舞いに来たんだよ」
「そう。ありがとう」
ゆきは、無表情の中にも感情を込めてオオカミにお礼を言いました。
このお礼はオオカミ(キョン)の心にも深く、突き刺さりました。
オオカミ(キョン)は自分のしようとしていたコトが、いかに長門を悲しませるコトかと思い、
これから改心するように自分に誓いました。

 

#7B
ゆきはおばあさん(古泉)に声をかけました。
「・・・元気?」
「やぁ、これは長門さん。大丈夫ですよ、元気です」
「・・・安心した」
おばあさん(古泉)がフトンをめくった瞬間、オオカミ(キョン)は、
「よかった、ホントよかった、マジでよかった」
と思いました。
「おや、そちらは?」
「友達」
「そうですか、以後お見知りおきを」
三人で、しばらくお話をしていると、一人の狩人が扉を勢いよく開け、入ってきました。
名前はハルヒといいます。
「オオカミを捕まえに来たんだけど、知らないー?」
いきなり用件をいう失礼な狩人(ハルヒ)です。
「あっ、いるじゃない!大人しく捕まりなさい!」
狩人(ハルヒ)が近づくと、ゆきがオオカミ(キョン)の前に立ちました。
「だめ。このオオカミ(キョン)は私にとって大事な人」
狩人(ハルヒ)が一歩後ろへ下がります。
「わかったわよ。そこまで言うなら見逃してあげるわよ。ふんっ!」
狩人(ハルヒ)は扉を閉めずにどこかへ行きました。
「助かったよ、長門」
今度はオオカミ(キョン)がお礼を言います。
「いい。きにしないで」

 

そろそろ、おばあさん(古泉)の家から帰る時間になり、二人は一緒に帰りました。
ゆきは、オオカミ(キョン)を夕食に誘い、オオカミはそれを受けました。
これを境に、長門とオオカミ(キョン)の仲は良くなり、二人で一緒によく遊ぶようになりました。

 

めでたしめでたし

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:02:01 (3084d)