作品

概要

作者心音
作品名隣に彼がいる。アルバイト編
カテゴリー消失長門SS
保管日2014-04-22 (火) 02:30:38

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

有希との同棲を開始した夜、俺はコンビニで貰ってきた求人雑誌を眺めていた。
母親は了承してくれたものの、生活費は自分達でなんとかしなければならない。
今まで貰ってた小遣いも、無料で三食出てきていたご飯も、特に意識もせずに使っていた水道電気ガスも。
その全てが自己負担となってしまう。
学費や教材費は払ってくれるが。
まぁ有希に寂しい思いをさせるより断然ましさ。
有希の生活費は...親が払っているんだろうか。
バイトはしてないみたいだし、特に生活費が大変だという印象は受けない。ゲームとか買い込んでるし。
まぁこの高級マンションに住んでるくらいだし裕福なご家庭なのだろう...羨ましいぞ。
「なに、読んでるの?」
「ん?あぁ...求人雑誌だ。俺もこの部屋に住む以上、食費光熱費その他もろもろは半分払わないといけないだろ?親はそういうお金は自分でなんとかするって条件のもと同棲を認めてくれたんだしな。」
「アルバイト...するの......?」
「まぁ、そういうことになるな。」
正直言うとやりたくないが有希のためだ。
バイトでもなんでもやってやるさ。
「どれくらい...?」
「学校もあるしな...土日の2日間と平日の放課後を3日くらい...5時間週5回くらいが妥当だろうな。」
有希はそれを聞くと俯いてしまった。
まさかこれでも生活費は足りないのだろうか...
俺は一人暮らしの経験がないからわからんしな。

 

「......やだ。」
「へ?」
「アルバイト...しちゃ、やだ...」
「な...なんでだよ......」
「あなたと過ごす時間が...減っちゃう。放課後も土日もいないなんてやだよ...」
「いや...でも......」
「ひとりに...しないでよぉ......」
そう言うと有希は抱きついてきた。
目が潤んでいるのは気のせいではないだろう。
有希は俺が思っていた以上に重症かもしれんな...
近いうちにカウンセリングとか受けた方がいいかもしれない。
俺はそっと有希を抱き返し、頭を撫でながら優しく諭すように説明する。
「そうは言うがな、生活費がないと生活出来ないだろ?あ、勘違いするなよ?俺は有希と一緒にいたくないなんてことはない。むしろ一緒にいたい。だから、その為には生活費を稼ぐためにアルバイトをする必要があるんだ。分かるだろ?」
「あなたの理屈はわかる。でも、嫌。」
あーあ拗ねちゃってるよ...
俺にどうしろと言うんだ。
お金が必要なく、バイトをせずともよく、尚且つ有希と生活できる方法...いや、無理だろ。
「そもそも、何故あなたが生活費を出す必要があるの?」
そこからかよ。
「今までは有希1人分だった食費や光熱費は俺が同棲することで増えることになるだろ?つまり、有希の負担が増えちまう。同棲する場合は生活にかかるお金を出し合うのが基本的だ。つまり、」
「大丈夫、問題無い。あなたは払わなくていい。そもそも私が一緒に住んでって言ったんだから...私が負担する必要がある、はず...」
「そうは言ってもなぁ...流石に悪いし気が引けるんだが」
「私はあなたにいてほしい。アルバイトをせずに、私とずっと一緒にいてほしい...これは、私のわがまま......お願い。」
その上目遣いは反則だろ...
「......わかった。」
「ほんと!?」
有希の顔がぱっと明るくなる。
物欲しそうな上目遣いもいいが笑顔での上目遣いも最高だな...眼鏡外してくれたらもっと可愛いと思うんだが......まぁそれは置いておこう。

 

「あぁ。ただその代わり、家の仕事は全て俺に任せてもらうぞ。流石にただで何もせずに住み込むわけにはいかんからな。」
「...それって......下着の洗濯とか...も?」
しまった...仮にも同棲してるのは同学年の女の子だった......しかも(俺的に)AAAランク+の。
家事をやるといっても年頃の女の子の下着を洗濯したり干したり畳んだりなんて...
無理だ。
「あ...そう、だよな......はは...じゃ、じゃあ洗濯だけは有希に任せようかな...」
「...そう。あ、あとご飯作るのは交代ごうたいがいいな」
「へ?なんでだ?」
「その...私の手料理も...食べてほしい、から......」
オーケー訂正しよう。
もうお前は(俺的に)Sランクだ。
何この抱きしめてなでなでしたい感...
頑張れよ、俺の理性。
このSSは全年齢対象なんだからな。
「あ、それから掃除も...というより全部当番制でいいと思う。」
「まてまて。それじゃあ俺は本格的にただの居候じゃないか。それはちょっと駄目だ。」
「私は...あなたがいてくれるだけでいいから......」
くそっ!!
なんで俺はこの会話を録音していなかったんだ!!
せめてキョン脳内メディアプレーヤーに保存しておこう。永久保存版だ。
「そうだ。じゃあもういっそのこと2人で一緒に家事をするか!それならお互い家事ができるし一緒にいれるだろ?」
「...いい考え。」
「よし。決まりだな。というか元々何のはなしだっけ」
「えっと...生活費の話...あなたがアルバイトをするって言ってたから......」
「あぁ、それだったな。というか本当にいいのか?食費や雑費は単純計算で倍に増えるし...光熱費はそんなに変わらんだろうが......」
「...いい。もともと私ひとりが暮らすには充分すぎる生活費を親から与えられている。本やゲームを買うお金も入れてだけど...毎月余るから貯金もあるし......」
「そっか...いや、俺も正直バイトはしたくないしありがたいんだがな。なんだろう...女の子に貢がせてる感じがしてなんか抵抗があるんだが......」
「大丈夫、私は気にしてないから...むしろ私の方こそお金であなたを買ってるみたいで抵抗がある......」
「ふふっ...じゃあやっぱりバイトしようかな。」
「.........いじわる。」
...危ねぇ。今の有希の一言で危うく理性が吹っ飛ぶところだったぜ......
「冗談だよ。このままいくとこの繰り返しで会話が終わりそうにないからな。」
まぁこの話はこれで終わりでいいよな。
腹へったし晩御飯でも食べようか、と有希に声をかけようとしたが。

 

「あ。そういえば、お小遣いは?」
有希が思い出したように聞いてくる。
そういやバイトしないんだから小遣いがないんだよな。小遣いだけはくれと母さんに頼んでみるか?
いや...一応母さんにはバイトしてお金稼ぐって言ったからバイト代から小遣いを残せと言われるだろうな。生活費を有希に払って貰うことにしたなんてバレたら同棲を取り消されるかもしれん。
「小遣いか...前までは高校生にしてはそこそこ多い額を貰ってたんだが、生活費を稼ぐためにバイトをするって母さんに言ったからバイト代から引くことになってるな。だからまぁバイトしないんだったら小遣いはない。」
「えっと...じゃあ私の毎月のお小遣いを半分あげる......」
「いやいや、なんでだよ。ここは引かないぞ。お前が俺に小遣いあげる必要はない。そのお金は自分が買いたいものを買えばいいじゃないか。」
「でも...あなたも高校生...欲しいものもあるだろうし友達と遊びに行ったりとかも......」
「んー。欲しいものは別にないからな...有希がいるし。あと友達とも遊びに行かないぞ。有希と一緒にいたいからな。」
「...でも、私がバイトをしないようにお願いしたんだし...そのせいでお小遣いがないなら私があげるべき......」
なんでこんなにこいつは優しいかな...
可愛いし...天使、いや。女神だ。
「だーかーら。確かに高校生としては小遣いくらいほしいけど、有希に負担がかかるくらいならいらないさ。」
「...じゃあ、私もお小遣い使わない」
そうきたか。
「有希も欲しいものあるだろ?ゲームや本だって大好きじゃないか。」
「私も、あなたがいるから欲しいものはない...」
全思考が停止した...何この子......
そして俺は気がついたら有希を抱きしめていた。
あぁ...俺の理性は見事に有希に敗北......
「っ...あ.....んぁ」
頼むからそれ以上甘い声を出さないでください。俺はとっくに限界を通りこしてるんです。2回目ですがこのSSは全年齢対象なんです。
俺の理性を打ち負かした当の本人は、俺に抱かれつつ胸に顔をすり寄せていた。
ほんとにやばい。これでまた甘い声なんぞ出されたら同棲1日目にして一線を超えてしまう。
「...わかった。じゃあ小遣いは2人で使うことにしようか。有希のお金だから、管理するのは有希でいいだろ?」
とりあえずこう言っておいて、俺が使わなければ問題ないだろう。
「うん。それでいい...」
どうやら納得していただけたようだ。

 

「じゃあ、そろそろ晩御飯食べようか。何がある?」
「レトルトカレー、お米、キャベツ。あと牛乳。」
「...それだけかよ......体に悪いぞ。今日はカレーにして、明日食料品とか買いに行くぞ。」
「...うん。じゃ、作ろ」
戸棚にあるレトルトカレーのパックが軽く100個を超えていた気もするが、それについては深く語らないでおこう。

 

......................................................
あとがき

 

読み飛ばしていいです(笑)

 

オチをつけるのって難しいですよね。
国語力皆無で、長門さんへの愛のみでSSを書いている私にはレベル高い。

 

書いてるうちに上手くなっていくもんなんですかね?
まぁこれからも温かい目で見てやってくださいww

 


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Last-modified: 2014-04-22 (火) 02:30:39 (1214d)