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作者 | キョン長 |
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作品名 | 長門有希の恋心〜3 |
カテゴリー | 長門SS(一般) |
保管日 | 2013-10-03 (木) 03:00:20 |
キョン | 登場 |
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キョンの妹 | 不登場 |
ハルヒ | 登場 |
みくる | 登場 |
古泉一樹 | 登場 |
鶴屋さん | 不登場 |
朝倉涼子 | 不登場 |
喜緑江美里 | 不登場 |
周防九曜 | 不登場 |
思念体 | 不登場 |
天蓋領域 | 不登場 |
阪中 | 不登場 |
谷口 | 不登場 |
ミヨキチ | 不登場 |
佐々木 | 不登場 |
橘京子 | 不登場 |
「あなたがこの時間に来るのはとてもめずらしい」
長門にしばし見惚れていたオレは彼女の声で我にハッっと我にかえる
「あぁ、実はハルヒからの電話がきてたころには、既にここへ向かってたんだ」
携帯を取り出して見せると、長門はそれとオレを交互に見た
「そう…これで今日のおごりはあなたじゃないことが確定した」
「そうだな。一週間に一度とはいえここでの出費はなかなかの痛手となるんだぞ」
くくくっ
残りのメンバーの驚く顔が目に浮かぶぜ!
「…言ってくれれば、私の分は自分で払う」
軽いつもりで言ったのだが、どうやら長門は結構深刻な意味で捉えちまったらしい
こちらを見るまるで小宇宙のように綺麗な瞳は真剣そのものだった
「あぁいや、長門が気にすることはないぞ。むしろお前には喜んでおごってやりたいくらいだ」
なにやら勢いでちょっとばかし恥ずかしい言葉を吐いてしまったがもう遅い
いつも世話になってるからと慌てて付け足した言葉も逆に恥ずかしさを増幅する
この場にいるのが自分と長門だけでよかったなオレよ…
「…そう。とても嬉しい。ありがとう」
そう言ってこちらを見た長門はなんと、クスっという笑い声をもらした
……唖然としてしばし沈黙するオレ
今しがたのセリフにも驚愕すべきだがそれ以上に…
「…長門?今笑ったか?」
「…?」
小首をかしげてパチパチと瞬きを繰り返す彼女を見るかぎり、どうやら自覚がないらしい
…というかマジでかわいいぞ、長門よ
「…いや、なんでもない。すまんな」
「?……いい」
いつかこいつが自分で自覚して笑える日がくればいい
オレは心底そう思った
それからしばらくして朝比奈さんが長門と並んでいるオレを発見して驚き、
続けて着たハルヒが両手に花状態で鼻の下を伸ばしたオレの首をギリリと締め付けている間に、
本日おごり確定だというのになぜか満面スマイルの古泉がでやってきた
続く