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作者 | キョン長 |
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作品名 | 長門有希の恋心〜序章〜 |
カテゴリー | 長門SS(一般) |
保管日 | 2012-01-06 (金) 05:00:47 |
キョン | 登場 |
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キョンの妹 | 不登場 |
ハルヒ | 不登場 |
みくる | 不登場 |
古泉一樹 | 不登場 |
鶴屋さん | 不登場 |
朝倉涼子 | 不登場 |
喜緑江美里 | 不登場 |
周防九曜 | 不登場 |
思念体 | 不登場 |
天蓋領域 | 不登場 |
阪中 | 不登場 |
谷口 | 不登場 |
ミヨキチ | 不登場 |
佐々木 | 不登場 |
橘京子 | 不登場 |
目をさますと、見慣れた天井が俺の視界に映った。
確認するまでもなく自室である。
ゆっくりと体をおこす。
窓からは朝の訪れをしらせる光はまだ差し込んできていない。
カーテン越しでも外の世界が漆黒に包まれていることはわかる。
ふと、枕元においてあるケータイを手に取った。
…午前4時…
道理で暗いわけである。
おまけに十二月ときたもんだ。
下半身を布団に入れているというのに冷え込んだ空気が瞬く間に全身に染みわたる。
授業のある日も普段は妹の華麗なドロップキックを喰らうまで目を覚まさないのに、今は冬休み…今日の俺はどうしたんだろうね?
…いや、心当たりならあるさ。
俺は心配なんだ。
ついこの間、世界を改変させちまうほどに一人でいろいろと溜めこんじまった長門を…
ハルヒの奴は雪山で合宿がどうこうだとか言ってたが、正直面倒になる気がしてたまらん。
そしたらまた長門に迷惑がかかるじゃないか…
俺が少しでも長門の負担を和らげることができればいいんだが…
悶々と考えてるうちに、どうやら本格的に朝がやってきたらしい。
時間を確認すると、午前7時だった。
世間一般には、朝早いといわれる時間だと思うのだが、この時間ならあいつは既に起床しているだろう。
休日だからって寝過ごすようなやつではあるまい。
ま、俺の単なる予想なんだが。
それでも多少迷惑かなと思った俺だったが、結局先ほど時間確認をしたときに予定した行動を実行にうつす。
それはとても簡単なことだ。
長門に電話をかける。
「もしもし?」
…続く