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作者 | 新人 |
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作品名 | プロポーズ(長門目線) |
カテゴリー | 長門SS(一般) |
保管日 | 2011-08-24 (水) 19:45:28 |
キョン | 登場 |
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キョンの妹 | 不登場 |
ハルヒ | 不登場 |
みくる | 不登場 |
古泉一樹 | 不登場 |
鶴屋さん | 不登場 |
朝倉涼子 | 不登場 |
喜緑江美里 | 不登場 |
周防九曜 | 不登場 |
思念体 | 不登場 |
天蓋領域 | 不登場 |
阪中 | 不登場 |
谷口 | 不登場 |
ミヨキチ | 不登場 |
佐々木 | 不登場 |
橘京子 | 不登場 |
※このSSはYouTubeの長門とホワイトプランのMADを
元ネタにして書かれています。
気がつくと、私は窓の外を眺めていた。
「?どうした有希」
彼が声をかけてきた。現在彼と私は夫婦という仲である。
「大した事ではない。あの時の事…」
「ああ、あの時の事か。懐かしいな」
彼はそう言いながらすこし恥ずかしそうに微笑んだ。
高校卒業後、涼宮ハルヒとは別の大学に進んだ彼と私の仲は親密なものだった。
しかし親密ではあるもののそれからはなかなか進展しなかった。
彼は本当に私の事を思ってくれているだろうか
そんな心配もあったくらいだ。もうお互い成人式を終え立派な大人になっていた。
進展があったのはあの日。私はその日の事を思い出していた。
7月7日 AM00:00
私はあのマンションの一室で1人、本を読んでいた。
高校時代となにも変わりない。彼との関係も。
プルルルル
携帯がなる。彼からだ。2コールがなるより早く出る。
「…」
「有希、結婚しないか?」
「!!!!!!」
突然のプロポーズだった。
しかし直接顔を合わせず電話口でプロポーズする事は不適切。
「…そのような情報の伝達を電話で伝える方法は推奨できない」
「まあそうなんだが…」
今まで読んだ本の中にもプロポーズをするという場面は出てきた。
そういったシチュエーションにはロマンチックといわれるような
景色や雰囲気の場所で切り出す事が推薦される。
「…本来ならば場所、雰囲気等を考えてプロポーズをするべき」
「そうだな、夜景がきれいだったりとか」
「一般的な飲食店よりも高価な料理を出す店を予約しておくという方法もある」
そのようなシチュエーションもあるからだ。食欲に負けたわけではない。
「…電話で言うべきではない」
ピーンポーン
インターホンがなった。こんな時間に誰だろうか?
「誰か来た」
玄関まで歩いていく。鍵を開けドアを開けた。
ガチャッ
そこには彼がいた。電話を持ったまま微笑んでいる。
状況を把握する前に彼が口を開いた。
「結婚しよう」
私達はその場で互いの唇を重ね合わせた。