作品

概要

作者
作品名ちょっとした騒動???
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2009-10-01 (木) 19:57:49

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 
 
 

今日も今日とて、俺はSOS団の団室と化している文芸部室に向かっていた。
人間の習性ってのは怖いもので、こういう小さなことから癖になってしまう。
俺は目の前のドアをノックした。
このノックを忘れた日には我らが愛しのエンジェル朝比奈さんの生着替えを見てしまうからな。まぁ、目の供養にはいいのだがな。
だが、やめておくべきであろう。俺は健全な男子高校生でいたいのだ。
こんなところで宇宙人や未来人や超能力者や神とかなんとか言われるやつらと一緒の団活やっている俺を健全な男子高校生として扱うのはどうかと思うが、まぁいいだろう。
「・・・・・・・・・」
俺がそんな他愛のないことを考えている間に聞こえてきた声はこれだけだった。傍らからみれば何も聞こえないだろうが、長門の表情読み取り一級(自称)の俺には感じる。ここには、長門がいると。
ドアを開けて中に入ると、案の定長門はそこいた。いつものように長門の指定席で分厚いハードカバーを読んでいる長門が。
「よぅ、まだ長門だけか?」
「・・・そう」
長門は目線すら変えず返事を返した。
なんら別状のない日常だった。まぁ、長門と二人っきりってのは希少価値があるがな。
その時、ドアを勢いよく開けて出てきた団長は何故だかいつもより機嫌がいいようだ。その後に続いた古泉のニヤケ顔を見て俺は悟った。
「何か嫌な予感がする」
こういうときの勘は鋭いんだな俺は。
「古泉、ハルヒ。朝比奈さんは?」
まぁ、大概の場合両者知らないと言うと思ったが、俺は嫌な予感がしていたので、聞いてみることにした。そしたら、やはり俺の勘は当たっていたようで。
「ふっふっふ、よく聞いてくれたわね。みくるちゃんは今からこの試合の景品になるべく着替えているからもう少しでくるわ」
といった・・・何の試合だ?俺はハルヒからもらったチラシにはこう書いてあった。『SOS団主催、ボードゲーム大会!!前半』
ボードゲームっておい、いったい何をする気なんだ。さらに後半もあるのか。
ってか日付が今日だしぃっ!!
「おい、ハルヒ。これを見てツッコミたいことは長門が今持っているハードカバーの字数に匹敵するぐらいあるが、三つほど聞いておこう」
1.なぜ景品が朝比奈さんなのか。
2.後半の景品が長門ってありえねぇだろ
3.これって俺もでるのか?
「あんたがでて勝てると思うわけ?まぁ、勝手にすれば」
「よし、じゃあ古泉お前前半に出ろ。俺は後半にでる」
「両方あなたが出ればいいじゃないですか」
「俺は古泉の実力を知っているから朝比奈さんの防衛を任せられるし、何より二人で役割を分担した方が集中力も上昇する」
それに、長門には借りがあるしな。長門は俺が守ってみせる。
「分かりました。他ならぬあなたの頼みです」
顔が近い!!!
まぁ、そんなこんなで前半がスタートした。
「これはまたすごい人数だな」
ざっと百人はいた。その中から8人だけ選ぶらしい。まぁ、古泉が入るから7人か。
選ばれたのは全員俺の知らない人ばかりで、古泉はそいつらを楽々と捻り潰し、朝比奈さん防衛に成功した。
何で色々割愛したかっていうと、俺は前半中長門と話していたからだ。
「長門」
「・・・・・・何?」
「俺、負けないからな」
「・・・・・・そう」
まぁ、話をしたのは最後の方だけだったがな。
それまでは、ずっと本を読む長門を見つめていた。
長門を景品にされたのは少々気に食わんかったが、それを守ってやりたいと思ってしまったんだからそれはそれでいいだろ?
まぁ、そんなことで振り回される長門に悪いが。
「今日、俺が防衛に成功したら俺と付き合ってほしい」
俺は会場に向かう前に言っておいた。
「・・・・・・頑張って」
ドアノブを捻る前にそう言われた。
俺は振り向かずにその手を振った。
ちょっと格好つけてみたかったんだな。
そして後半。
俺は順調に勝ち進みついに決勝戦。相手はコンピ研の部長だ。
「悪いがここはボクが勝たせてもらうよ。長門さんをコンピュータ研究会に入れれば鬼に金棒なのさ」
「長門との約束が俺にはある。だから負けるわけにはいかない」
こうして決勝戦が始まった。
決勝のボードゲームはチェスだった。
俺の十八番だ。
「この勝負もらった」
コイントスの結果、俺は後手になった。
「君は勘違いをしていれかもしれないけどチェスはボクの十八番でもあるんだ」
そういって打ってきた手は、古泉レベルのものだった。
甘いな、そんなレベルで俺に勝とうなんざ百年早い。俺は最善手をだしつづけ、とうとう・・・・・・・・・。
「チェックメイト」
「くっ、ボクの負けだよ。君は強いね」
全部長門のためにも・・・さ

 
 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:01:36 (3087d)