作品

概要

作者
作品名『the X,mas of 23』前半
カテゴリー消失長門SS
保管日2009-09-26 (土) 22:39:23

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

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SS本文

 

pipipi・・・

 

もう朝か。
俺は目覚まし時計の音で目が覚めた。ってかこれで起きるの何年ぶりだろな。
今は、6時前。長門に早く会いたくてこんな時間に起きてしまった。
そう、俺は長門に骨の髄から惚れていた。
・・・改めて言うと恥ずかしいなこれ。
とりあえず、いいとこ見せるために、おでんにあうおかずを作っていこう。こうみえて料理上手いんだぜ?
メインのおでんに合うおかずか・・・。
7時過ぎにはきっと長門も起きているだろうからその時に聞いとこ。

 
 
 
 

♪ここは裏切りの楽園(ティル・ナ・ノーグ)〜さ迷う心の涯に〜

 

携帯のアラームがなった。ちなみにアラーム音はParadise Lostである。この曲は結構気に入っている。
「っと、起きなきゃ」
今日は彼が家に来てくれる、それだけで色々準備とかしなくてはいけないから6時過ぎには起きていた。
とりあえず朝食を・・・。
「いただきます」
ふぅ〜やっぱり涼子ちゃんのおでんはおいしい。
料理できる方がいいのかな・・・。
わたしはタッパのおでんを全部食べてしまった。
元々、おまけにでもって涼子ちゃんが置いてくから・・・。
いや、涼子ちゃんは悪くない、全部食べたわたしが悪い。
でもわたしは料理出来ないからどうしよう。
こんなことじゃ彼に嫌われてしまう。
色々考えている内に携帯がなった。
・・・・・・彼だ。
『もしもし、長門か?』
「・・・そう」
『手ぶらであがるのも何だし、お昼を作っていこうと思うんだが、おでんはどれぐらい残ってる?』
「それが・・・」
わたしは一切の経緯を彼に話した。
『そうか、じゃあ俺が持っていくから長門は何も準備しなくていいぞ』
やっぱり彼は優しい。
「ありがと」
『ああ、また後でな』
・・・・・・急いで掃除しなくちゃ。

 
 
 
 
 

よし、これで旨いもんが出来たら・・・。
カレーだカレー。多分こっちの長門もカレー好きだろう。
今から作ればまだ間に合う・・・はず。

 
 

・・・そして約束の時間。

 
 

ふぅ、やっぱりカレーの鍋は重いな。でも長門の笑顔のためだと思って頑張らなきゃな。
鍋を抱えながら長門の部屋のインターホンを押した。「長門、俺だ」
『入って』
相変わらずこういうのは即答だよな長門は。
7階まであがると長門が出迎えていた。
「待ったか?」
「問題ない。それよりその鍋は?」
「お昼のお楽しみさ」
「そう。立ち話もなんだからあがって」
「ああ、そうさせてもらう」長門の部屋はやっぱり質素なものだった。
「鍋、コンロに置いてて」
「分かった」
「今日はいつもと違う活動をしたい」
「ん?例えばなんだ?」
長門は俺を手招きすると、あの夏に朝比奈さんと寝た部屋の隣の部屋に連れて行かれた。そこには、リビングとは大違いでコンポやたくさんCDがあった。もちろん本もたくさんある。
「へぇ〜すごいな長門」
「此処は、わたしにとって聖なる領域」
「そんなところに俺がいていいのか?」
「お昼ご飯持ってきてもらったから」
あれは大変だったが、結果はプラスになったようだ。「実は、あれは俺が作ったんだぜ」
そういうと長門は目をまるくした。
「本当?」
「ああ、本当だとも。こうみえて料理得意なんだぜ」
意外な一面をアピール成功!!
「・・・楽しみ」
そして俺たちは音楽を聞きながら読書を始めた。
長門は茅原実里のファンで、特にParadise Lostが好きらしい。俺はこの歌を聴いて一発でファンになった。
「いい曲だな」
「・・・うん」
ていうか、これ長門に当てはまることが多い気がする。どっちの長門にもな・・・。
「長門」
「何?」
「ちょっと聴いてもらいたい曲がある」
「いいよ」
そう言ってコンポの電源を切って俺を見つめる長門。俺は覚悟を決めた。
「俺のipodに入っているから。ホラ、片方イヤホンはめろよ」
そう言って長門にイヤホンを渡すと長門はイヤホンを左耳につけた。
それを確認したら。俺は右耳にイヤホンをつけ、曲を流した。

 

♪愛されたいでも愛そうとしないそのくりかえしをさ迷って〜

 

そう。『千の夜を越えて』だ。
俺が一番好きなラブソングだ。
特に♪好きな人に好きって伝える。それはこの世界で一番素敵なことさ〜
って所だな。
この曲で俺は決意を固めたんだ。

 

長門に・・・、

 
 

『好き』って伝えることを。

 
 

彼が聴かせてくれた曲はとても興味深いものだった。でも、それより歌詞がかなり気になった。
これは告白を題材に作った曲だと思われる。

 

告白・・・。

 

わたしは迷っていたが決心した。
この歌のように、わたしも彼に思いを伝えるんだ。
でも、恥ずかしいから彼が何か反応する前に言い切らないと。

 

「長門・・・」
「キョン君・・・」

 

「俺、長門のこと・・・」
「わたし、キョン君のこと・・・」

 

「「好きなんだ」」

 

同時に同じこと喋ってしまった。
・・・同時???
俺と長門は同時に同じことを言った?
じゃあ・・・。
俺と長門はどちらともなく笑った。

 

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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:01:35 (3092d)