作品

概要

作者
作品名『the X,mas of 22』
カテゴリー消失長門SS
保管日2009-09-25 (金) 22:42:14

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 
 
 

コンコン。

 
 

「・・・・・・」
いるな。
「長門〜今日も来たぞ〜」
「う、うん・・・ありがと」
そういって俯く長門。正直可愛いです。
やっぱり、こっちの世界を選んでよかったのかもな。
デメリットは朝比奈さんの御手からでるお茶が飲めなくなったぐらいだろう。
まぁ、長門の満面の笑顔に負けるな。
という訳で俺はこっちの世界を選んだ。といってもこっちを選んでまだ3日しかたってないが、ハルヒがいないだけでこんなに静かなんだな。
「長門、その本面白いか?」
「・・・ユニーク」
そうか。まぁ、前の長門の表情を読みとれる俺にとってはこっちの長門なんて簡単に見分けられるさ。
今日はいつも通り本を読んでいるようだった。また分厚いハードカバーだ。
「本、好きなんだな」
「・・・わりと」
ふ〜ん。あ、そうだ。
「今度の土曜か日曜暇か?」
「・・・土曜か日曜?」
長門は何かに気がついたのか俯いてしまった。何か悪いこといったかな?
今日は22日で木曜日、土曜と日曜は24日と25日・・・あ、クリスマスシーズンじゃないか。長門も用事があるに違いない。
「何か用事があるなら別にいいぞ?」
「よ、用事なんてない。・・・いいの?」
「何がだ?」
「わたしで・・・本当にいいの?」
「寧ろ長門じゃないとダメだろ」
「・・・・・・そう」
そういって読書に戻った長門だったが、いつもよりペースが早い。あれで読めるのか?
しばらくすると、下校時間を知らせるチャイムが鳴り響いた。
「帰るか、長門」
「うん」
俺と長門は肩を並べて歩き出した。なんかこうやってみると傍らからはカップルみたいにみえるんじゃないかな〜なんて、思う俺であった。
「今日は冷えるな」
「うん」
長門はカーディガンにマフラーと手袋という完全武装であった。
俺はコートを羽織りマフラーをしている。手はコートのポケットにつっこんでいる。この中がふわふわで暖かいんだよな。
「長門、耳が真っ赤だぞ」
「今日はいつもより寒いからかな」
そういって耳を押さえる長門。
「それじゃ、手が疲れるだろ。ちょっと待ってくれ」
「うん」
俺は鞄から耳あてを取り出した。元々母さんが渡してくれたんだけど、男の俺がこんなピンク色の耳あてはちょっときつい。
「これ、やるよ」
「え、・・・いいの?」
「ああ、この土曜と日曜の時間を俺にくれたお礼だ」
「そう、ありがと」
長門はさっそくそれをはめて俺に見せてくれた。
「どう?」
もちろん。
「とっても可愛いぞ」
長門は顔を真っ赤にして俯いてしまった。どうも『照れ』には弱いんだよな、長門は。まぁ、それもひっくれめて可愛いんだが。
そんなこんなで長門のマンションについた。
「じゃあな、長門」
「あ、これ・・・」
「それはあげるって言ったろ?だから持っててくれ」
「うん、ありがと」
俺はその後帰路についた。・・・クリスマス、頑張らなきゃな。
長門のためにも。まぁ、不思議探索なるものがないおかげで懐の心配もなくなってきたし。
よし、どこを廻るか検索だ。

 
 
 
 
 

今日はラッキーなことが多い。最近彼は毎日部室に来てくれるし、それにクリスマスにはデートの誘いまで。この耳あても彼がくれたんだった。
わたしも彼に渡すクリスマスプレゼント考えなきゃ。

 

ピンポーン

 

涼子ちゃんかな。
『朝倉涼子よ〜おでん一緒に食べましよ』
じゃあ、ドアを開けなきゃ。
「どうぞ」
「おじゃましま〜す」
「鍋しき持ってくるね」
「了解」
わたしはすぐに鍋しきを持ってきた。涼子ちゃんのてが震えていたし。
「「いただきます」」
いつも思うが、涼子ちゃんのおでんはとってもおいしい。なんでこんなにおいしいんだろう。
わたしは、そんなに料理がうまくないから羨ましい。「有希ちゃんって、キョン君のこと好き?」
な、何をいきなり。
こんにゃくがあまり咀嚼されないまま食道を通ってしまった。
「図星ね」
「な、なんで分かったの?」
「有希ちゃんの様子見たら一発で分かったわ。どれだけ付き合い長いとおもってんの」
なんでもお見通しなんだから・・・。
「でも、キョン君はわたしを好きになってくれないと思う・・・」
「もっと自分に自信を持たなきゃ。有希ちゃん十分に可愛いんだし、キョン君の好きな人のタイプって有希ちゃんみたいな人らしいよ?」
「本当?」
「あたしが嘘つくと思う?」
「思わない」
涼子ちゃんは優しいから嘘はつかない。わたしは信じてる。
「だから大丈夫、クリスマスにデートとか誘ってみたら?」
それなら・・・。
「もう・・・誘われた。彼に」
「ふ〜ん。じゃあ心配することはないわ、きっとキョン君も有希ちゃんのこと好きなんだって」
「そうかな・・・」
「そうだって、あたしを信じなさい」
そうする。
それから二人でおでんを食べたが、やっぱり食べきれなくてタッパに入れて、明日にでも食べることにした。
「じゃあ、鍋はおいとくから。あ、キョン君と部活の合間に食べてもいいかもね」
「ちょっ・・・」
わたしが言い返す前に帰ってしまった。
涼子ちゃんの言うように彼と一緒に食べようかな。もう冬休みだし、彼の都合さえ良ければそれで・・・
「よし」
わたしは携帯を取りだし、彼の番号に電話をかけた
「もしもし・・・」

 
 
 
 
 

『もしもし・・・』
長門からの電話だった。
「おう、どうした?」
『明日の部活をわたしの家でする』
「ああ、冬休みにもなったしわざわざ学校に行くのも面倒だしな」
『そういうこと。お昼は涼子ちゃんが作ったおでんだから準備物はいらない』
こないだ食べた時もうまかったし心配は要らんだろう。
「分かった。じゃあ何時に行けばいい?」
『午前9時半頃』
「了解。じゃあまた明日な」
『また明日』
明日が楽しみだ。

 

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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:01:35 (2708d)