作品

概要

作者
作品名長門とキョンの休日…。 SIDE キョン
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2009-09-08 (火) 20:55:39

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ不登場
みくる不登場
古泉一樹不登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

俺は今長門の家の前にいる、別にやましいことなど考えてはいないが、いきなり来たら長門でもやっぱり迷惑どろうか……。
そもそも俺がここにいるのがおかしいって気もするが、今日は珍しく『不思議探索』なるものがないので俺は暇を持て余そうとしているところだった。
そこで、ふと長門の顔が浮かんだもんでココに来てしまった。
これじゃまるで変質者のようだな…。いや、ココまで来たんだ。
俺は長門の部屋である708号室のボタンを押し、長門を呼び出した。
『………』
「長門、俺だ」
『………入って』
「あ、ああ」
俺は自由ドアの中に入り、エレベーターを使って長門の部屋へと向かった。
ピン、ガチャ。
「……入って」
長門さん、まだチャイムなり終わってなかったですけど。
「……お茶」
「ああ、ありがとな」
俺は長門からもらったお茶を一口飲んだ、朝比奈さんとは違う味だった。
俺にはこっちの方があっているのかもしれないな、こっちの方がおいしく感じる。
「長門、おいしいぞ。朝比奈さんに負けず劣らずってところだな」
「……そう」
「で、用件なんだが。長門、今日の今から暇か?」
「……暇ではない。でも、得にする事はない」
それを『暇』っていうんだけど…。
「俺とどっかに出かけないか?」
「行く」
即答だな。
「今日は、図書館じゃないぞ」
「……あなたが連れていってくれるならどこでもいい」
「そ、そうか。じゃあ行くぞ」
長門はナノ単位でうなずくと、俺の後に続いた。
自転車を出してっと。
「長門、後ろに乗るか?」
「乗る」
それも即答だった。
「ちゃんとつかまってろよ?」
「……分かった」
長門はその細くて白い手で俺の腰に手を回した。…なんともいえない感触ってのはこのことだなと俺はひしひし思うのであった。
そんなことを思ってから俺は自転車を漕ぎ出した。
俺たちが向かったのは商店街だった。いつぞやの映画撮影でスポンサーになってくれたお店もある。あ、そういえば後で、もう一回ほど電気屋さんによってお礼をしていくのもいいかな。
「ついたぞ」
「………」
長門は俺の腰から手をはずさない。
「長門、いつまでもつかまってたらどこにもいけないぞ?」
「…あなたの感触をもう少し感じていたい」
さらっと恥ずかしいこと言いますね長門さん。じゃあ、俺も
「じゃあ、今日は手を繋いで歩いてやるからな?だからはなしてくれよ」
「……分かった」
長門は素直に腕をはずし、俺の手を握った。
「じゃあ、まず服を買いに行こう」
「……あなたの?」
「いや、俺のじゃない、長門のだ」
「……私の?」
「ああ、長門っていつも制服だろ?だがら、たまにはオシャレしてみるのもいいかなって思ってな。まぁ、実のところ俺が長門の私服を見たいからなんだけどな。あの孤島のときの服は可愛かったぞ」
我ながら、何をいっているのか。
これじゃ、やはり変質者じゃないか。
「……あなたがいうならそれでいい。私も、あなたがどんな服を選んでくれるか楽しみ」
俺が選ぶのか。…いや、寧ろ俺が選べることを嬉しく思え。
「じゃあ、行くぞ」
俺たちは近くの服屋にいった。
『いらっしゃいませ』
いつみてもこういう店の人はゼロ円スマイルだよな…古泉を思いだすからいまのなしな。
「どんな服を着てみたいか?」
「……あなたに任せる」
それなら……。
「これなんてどうだ?」
俺は純白といっても過言ではないほど真っ白なワンピースを取って長門に渡した。
「……可愛い?」
そういって長門は胸の前にワンピースをあて聞いてきた。
答えはもちろん
「ああ、可愛いさ。それにとてもよく似合ってると思うぞ。」
「……そう」
長門は白いワンピースをじっと見つめ
「そう」
ともう一度つぶやいた。
「他の服も見てみるか?」
「これがいい」
長門がそういうのでそれを購入することにした。
代金は俺が払おうと思ったのだが、長門が
「あなたが選んだでくれるだけで十分。それにお金なら情報統合思念体が払うので問題ない」
だそうだとよ。
まぁ、情報操作すればお金も簡単に作るんじゃないのか、情報ナントカ思念体なら。
次はえ〜と……。
「長門、携帯持っているか?」
「……所持していない」
「よし、じゃあ買いに行ってもいいか?お金かかるけど、便利だし」
「いい、さっきも言ったように金銭面では心配は要らない」
「じゃあ、行くぞ。機種は俺と同じでいいか?」
「いい、本体もおそろいがいい」
「これか?」
俺は自分の携帯を見せた。
「……それ。あなたと同じ色だと間違うかも知れないから、私の好きな色でもいい?」
まぁ、女の子の携帯が黒ってのもアレだしな。
「ああ、それなら問題ないぞ」
俺は自分が契約した店へと向かった。
「え〜と、これだな」
色は…黒をのぞいて四色。白、水色、ピンク、赤がある。
「どれがいい?」
「……これ」
長門は白を選んだ。
さっきのワンピースも白でよかったんだと少しほっとした。
「そちらの彼氏さんの番号を登録すると、そちらの彼氏さんとは通話料金、メール料金、さらにTV通話の料金も無料になりますよ」
俺と長門はそういう関係じゃないんだけどな。
「長門、どうする?」
「あなたがいいなら、それで」
「お前の携帯だ、お前が選べ」
「じゃあ、お願い」
「かしこまりました。じゃあ、ここに彼氏さんの電話番号をお願いします。メールアドレスはこちらで検索しますので書かなくても大丈夫です」
俺は電話番号を書いて受付の人に渡した。
「はい、では登録まで少しお待ちください」
そういって奥の方に行ってしまった。
「なあ、長門」
「何?」
「本当に良かったのか?俺の番号で登録して」
「いい、寧ろ良かった」
「なら、いいんだが」
俺は、待っている間少し考えた。今日の長門の行動にはなんだか『嬉しさ』を感じる。なぜだかわからないが、そんな感じがする。長門表情判断1級の俺からしてもわからない表情だった。
長門は、俺と入れて幸せなんだろうか。もし、そういってくれれば俺も幸せだ。まぁ、長門と二人で入れることもかなりレアだし、幸せだと感じている。

 
 

……俺は長門が好きなんだろうか

 
 

なんてことが頭をよぎった。まぁ、それをかんがえるってことはそうなんだろうな。まず、第一に俺は長門を嫌いになる要素がどこにもない。
長門には助けてもらってばっかりだし、頼ってばっかりだ。こんな俺がホイホイと好きになっていいものなのか…。
気がつくと。長門のほうを向いてみたみたいで、その長門と目があった。
「何?」
「あ、なんでもない」
「ウソ」
「……そうだな、お前にウソは通用しないよな」
「…しない」
「……後でいいか?ココでは話にくい」
俺は、何から話せばいいのか分からなくて少しウソを言った。まぁ、本当のことも混ぜているから多分、大丈夫だろう。
「いい、それより携帯が出来た様子」
長門がいうので、受付を見るとさっきの人が呼ぼうとしているところだった。
「お待たせいたしました。もうすぐにでも使えます」
「ありがとうございます」
「ありがとう」
俺たちは携帯ショップを後にし、ちょうどいい時間なのでお昼を食べることにした。
さすがに、おごるほどお金もないので自分の分は自分で払うことにしている。
「……さっきの続き」
「あ、ああ。え〜とだな……」
「…早く」
「単刀直入に言うと」
俺はそこで軽く深呼吸をし、
「俺は、長門のことが好きだ」
「………」
長門は、驚愕と困惑と……嬉しさが入り混じったような顔をした。多分最後のは俺の補正がついているが。
「………」
「………」
そこから、沈黙が続いた。
どれくらいそのままだっただろうか。その時、長門も口を開いた。
「……私も、あなたのことが好き」
俺は、思わず飛び跳ねそうになった。分かるか?こんなに嬉しい事はないぞ?
あの、あの長門が。俺のこと好きといってくれるんだぜ?
そんなことでいっぱいで、話をすることを忘れていた俺はその頭をフル回転させて、会話を続けようとした。
「じゃあ、付き合ってくれるか?」
「……私としても」
そこまで言えば、もう何もいらなかった。
もともと、俺たちは無言で話が出来てたからな。
ご飯を食べてからは、俺たちは普通のデートをして楽しんだ。

 
 
 

そして、次の不思議探索の日、俺が最下位ではなく。
さらに長門が制服ではなかったことは
また、次の話ということで。

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:01:35 (2711d)