作品

概要

作者夜風
作品名かれーI 【タバスコでどうぞ】
カテゴリー長門SS(一般)
保管日2009-08-30 (日) 14:20:26

登場キャラ

キョン登場
キョンの妹不登場
ハルヒ登場
みくる登場
古泉一樹登場
鶴屋さん不登場
朝倉涼子不登場
喜緑江美里不登場
周防九曜不登場
思念体不登場
天蓋領域不登場
阪中不登場
谷口不登場
ミヨキチ不登場
佐々木不登場
橘京子不登場

SS

 

季節は夏。
俺の口内は今、猛暑をも蹴り飛ばして同じ声の銀髪お侍さんの漫画の中に入っていけるのではないかというほどの異常な事態にみまわれている。
なぜかというと・・・。

「・・・おいしい?」
「っ・・あ、あぁ、うまいぞ」
まだわけわからん奴もいるだろうから説明するが、ここは長門の家であり、今俺はカレーなるものを食べている。今日は日曜日だ。
・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・辛れぇぇぇぇぇぇッ!!!!!
ライス多ッ!!
ルーは・・・これ3倍はあるぞ!!!!!
ところどころにハバネロが見える・・。
のっ、飲み物!!これか!!
ごくごく・・・。

うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
なんじゃこりゃぁぁぁ!!!!!!!!!
辛いし苦いしすっぺーー!!!

何故?ホワッツ?休日に長門の家?まずそこからホワイ?

「・・・本格的なスパイスが無かったのでこれを使った」

そして長門の手に握られているのは空のタバスコ。あぁ、そゆこと。

俺は気合で500g激辛カレーを完食し、
視界はブラックアウトしていったのであった・・。

そうだ、思い出せ・・・確か・・・・

「キョン!遅い!罰金!!!」
「・・・はいはい」
SOS団の活動・・・まぁお遊びみてーなものだが。俺はいつものように最後である。
「おはよう、キョンくん。」
「あ、おはようございます、朝比奈さん」
本当にあなたは女神のようです。
まっ、隣の男さえ消えてくれればな。
「一度くらいは僕も最後に来たいものです」
それは嫌味か?古泉よ。
「いえいえ、男なら、女性には奢りたくなるものですよ」
そうかい。しかし俺の財布はお前と違って重くないんでね。

こうして活動は始まった。

くじ分けは俺と古泉という最悪の結果に終わった。

「やっと2人になれましたね」
コイツは機関とかの話で言ってるんだろう、いや、そう思いたい。あと顔が近い。
「最近は涼宮さんも落ち着いてるようで、閉鎖空間はほとんどありませんでした」
それはよかったな。あと顔が近い。
「貴方も涼宮さんも変わりませんね。」
なんだその苦笑いは。あと顔が近い。
「・・・失礼ですが、貴方は涼宮さんをどう思っていますか?」
どう・・っていわれてもな。あと顔が近い。
「・・・どういう事だ?」
「いえ、気にしなくて結構です。じゃあ朝比奈さんは?」
はぁ?どうしたんだ、顔が近い。
「う〜ん、綺麗な人・・・とかじゃないか?」
「では最後に、長門さんはどうでしょう?」
長門か・・・。感謝しきれないほどだな。命の恩人でもあるし。顔どけろ。
「感謝してる。俺も力になってやりたいが、な」
なんなんだ?古泉のやつ。あと顔が近い。
「気にしないでください」
・・・どうしたんだ?
まぁいい。俺も質問させてもらおう。
「なぁ、古泉」
「なんでしょう?」
顔をそれ以上近づけるな。
「お前のガチホモ疑惑が耳に届いたんだが、実際のところは・・・」

その後の事はよく覚えていない。
覚えてるのは俺が全力で走った事とラブホの入り口を見た事ぐらいだ。勘違いするなよ?一応何も無かったからな。

そして午後のくじ引き。
正直古泉となるのだけが怖かったのだが、どうやら神は俺を救ってくれたらしい。長門がペアだった。古泉は両手に華だが、心配はいらないだろう。だって奴はホ・・・思い出したくもない。

「長門、いつも通り図書館いくか?」
「・・・・・私の家」
「え?」
「・・・きて」
・・・なぜ?
「少し食べてもらいたいものがある」
・・・まぁ、長門が積極的なのはいいことだし、そうするか。

こうして美少女の家に上がりこむことになった俺だったわけだが・・・
「で、何なんだ?食ってもらいたいのって」
「・・・・カレー」
カレー?オーソドックスだな。まぁ、長門なら大丈夫だろうが。

そして冒頭に至る。
目が覚めたのは3分ほど後。

「うっ・・う〜ん・・・長門?」
長門が横にいた。あぁ、そうだカレーだ。
「だいじょうぶ?」
口内は相変わらず・・・あらら?辛くねぇ。
なんでだ?
「まぁ・・・大丈夫だが」
ともかく時間なので喫茶店まで歩きながら話すことにした。ハルヒにキレられる。
「今回は私の作ったもののせいで・・すまない」
あ、この顔はショボーン状態だ。
「あー、いいっていいって、それよりなんでタバスコだったんだ?」
「この間、辛い本格的なカレーも作り方を涼宮ハルヒに聞いた」
「本格的?」
「売っているカレー粉などは辛味が薄い。」
あぁ、そういうことね・・。
「それに、貴方に本格的カレーを食べて欲しかった」
ん?なんで俺?
「図書館のお礼」
あぁ、そういうことか。別に気にしなくてもよかんたんだがな。俺ものんびりできたし。
「で、ハルヒが何て?」

「・・・・・」

「本格的ねー、やっぱりスパイスとか辛味を出す調味料は必要よね」
「それはどこで手に入れる?」
「んー、あんまり売っている店を聞いたことはないわよね」
「・・・・・・・」
「・・・あ!ネットショッピングとかで買えるんじゃないかしら?」
「・・???」
「・・・私も興味あるし買ってあげよっか?」
「・・お願いしたい」
「オッケー。いいわよ、任せなさい!あ、誰か食べさせたい人でもいるのかしら?」
「・・彼に食べてもらいたい」
「・・え?キョン!?だっ、ダメよ!あんな奴にはこっちの調理法の方がいいわ!」
「・・・これの方が辛い?」
「え、えぇ!!なんたってタバスコ丸々―」
「なら教えて欲しい」
「まっかせなさい!!!!」

「・・・・そりゃそうなるわな」
ハルヒのやつ・・。
「私のさじ加減が間違っていたのかもしれない」
「あー、いやいや、気にするな!」
タバスコ1本が変なんだ。
「・・・わかった」

「ちょっと2人とも遅いわよー!」
ハルヒの声を聞き、この話は終了だ。

しかし、帰り道に俺は長門に話しかけた。
気になったことがあったからだ。

「なぁ、長門」
「なに?」
「俺が起きたとき口が辛くなかったんだが、どうしてだ?また情報操作かなにかか?」
「・・情報操作ではない」
「・・・?」
「情報操作は重大な時に使用するため、あの場面では操作する事は極めて難しく、もし行っていれば・・・」
「あー、なんか怖いからいい。率直にどうしてかおしえてくれ」
「人の情報操作はできずとも、私自身をほんの少しだけ操作できる」
「・・・・それで?」
「私の唾液を清涼化し、あなたの口内の辛さをなくすため、私の唾液をあなたの口内全体に回した。気絶してたので口を中々開けず、少々大変だったが、舌使いのプログラムも操作し、舌使いを一時的にうまくして行動したため、あなたが起きるころには、辛さはなくなっていた」

・・・・・え?よく聞こえなかったんだが。あまりにも早口でかすかな声だったからな。
まぁ、とりあえず『情報操作』ってのは聞こえた。お礼言っとこ。

「ありがとな、長門。もしまた似たような事があったらまたしてくれ。じゃあな!」

それだけいい、俺は小走りで帰っていった。

「・・・・了解した///」

長門が何か言った気がしたが、時間的にも俺は走っていた。

次は、最高のカレー、頼むぜ長門?

 


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Last-modified: 2012-06-17 (日) 03:01:34 (2713d)